【春日大社】朱塗りの社殿と灯籠が美しい奈良の世界遺産
今日も、ひとたび。
奈良観光というと東大寺の大仏を思い浮かべる方が多いですが、奈良にはもうひとつ、ぜひ訪れてほしい場所があります。
それが「春日大社」です。
奈良公園の奥、森に包まれるように佇む春日大社は、一歩足を踏み入れるだけで空気が変わるような、不思議な静けさを感じる場所でした。
参道に並ぶ石灯籠、緑に囲まれた道、そして時折現れる鹿たち。
にぎやかな観光地とは少し違う、落ち着いた時間が流れています。
今回は春日大社の境内を実際に歩いて感じた魅力や見どころを紹介していきます!
奈良らしい風景と、歴史ある神社の空気感が少しでも伝わればうれしいです!
春日大社とは

まず、ざっくり春日大社の歴史についてまとめてみます。
春日大社は、奈良公園の森に建つ古い神社で、奈良時代(8世紀)に創建された由緒ある社です。社伝によると、武甕槌命(たけみかづちのみこと)という神様が白い鹿に乗ってこの地に降り立ち、そこで祀られたのが始まりとされています。
768年(神護景雲2年)、藤原氏の有力者が中心となって現在の地に社殿が造られ、以降、春日大社は平城京の守護や全国の繁栄を祈る場所として多くの人々に崇敬されてきました。
春日大社は長い歴史の中で守られ、建物の配置や多くの灯籠、深い森との調和は昔のままの姿を今に伝えています。現在では、東大寺や興福寺とともに世界遺産「古都奈良の文化財」の一部として登録されています。
また、奈良の鹿は古くから春日大社にまつわる神の使い「神鹿(しんろく)」として大切に扱われてきた歴史もあり、境内や周辺で鹿と出会えるのもこの場所ならではの風景になっています。
詳しい春日大社の歴史については下記を参照してみてください!
春日大社公式サイト:https://www.kasugataisha.or.jp/about/
参拝の手順
春日大社の参拝は、参道を歩く時間も大切な体験のひとつです。
鳥居をくぐるところから、すでに参拝は始まっているとも言われているそうです。
春日大社:一之鳥居

春日大社の入り口にあたる一之鳥居。
ここから神様の領域に入るという気持ちで、軽く一礼してから進みます。

一之鳥居を抜けると参道が続きます。
左右にはたくさんの木々や灯篭が立ち並んでいます。
すでに、神聖な感じがして心が引き締まる感じがしたのを覚えています。

参道途中に鹿が所々にいてます!

また参道途中には様々な形の灯篭がたくさんあるので、違いを見比べながら歩いても良いかと思います。
春日大社:二之鳥居

さらに進むと二之鳥居が見えてきます。
ここから先は、より本殿へ近づいていくエリアです。
付近には休憩所もあり、歩き疲れたらひと休みするのもおすすめ。
鹿せんべいも販売されているので、鹿と触れ合う時間も旅の思い出になります。
参道沿いには小さな社や鹿の像も点在しているので、ゆっくり見ながら進むのも風情があります。

その他に参道途中にはたくさんの神社や鹿の像などが点在しているので、一つ一つゆっくりみながら参拝するも風情があり良いかと思います。
朱塗りが美しい社殿

二之鳥居から本殿に向かう参道を歩いていると、南門が見えてきます。
すでに、本殿かと思うくらい立派で朱色が綺麗な門を抜けると春日大社の本殿の前に到着します。

周囲の回廊も朱色で統一され、緑とのコントラストがとても美しく感じました。どこを切り取っても絵になる風景で、思わず写真を撮りたくなる場所です。
春日大社本殿
春日大社の本殿は、春日大社の中心となる最も神聖な場所です。
創建当初から続く「春日造(かすがづくり)」という建築様式で建てられており、日本の神社建築の中でも特徴的な様式として知られています。
ただし、本殿は撮影が禁止されています。
実際に訪れてみると、その理由がわかるような、静かで張りつめた空気が流れていました。写真に収められないからこそ、自分の目で見て、その場の空気を感じてほしい場所だと思います。
本殿の詳しい建築様式や歴史については、公式サイトで詳しく紹介されていますので、興味がある方はぜひご覧ください。
春日大社公式サイト:https://www.kasugataisha.or.jp/
春日大社:本社大杉

春日大社の本殿前には、「本社大杉」と呼ばれる大きな杉の木があります。
境内の中でもひときわ存在感があり、長い年月この場所を見守ってきたことが伝わってくるような佇まいでした。
ただの大木というよりも、春日大社の歴史や信仰とともに生きてきた御神木のような雰囲気を感じます。
参拝前後にふと見上げると、その高さと力強さに思わず目が留まります。
社殿の朱色と深い緑、そしてこの大杉が合わさる風景も、春日大社らしい印象的な光景でした。
春日大社と灯籠の魅力

春日大社といえば、境内に数多く並ぶ灯籠も大きな見どころのひとつです。
参道や境内には、ずらりと石灯籠や釣灯籠が並び、その数は全国の神社の中でも特に多いことで知られています。
春日大社では、年に数回「万灯籠」という行事も行われ、これらの灯籠すべてに火が灯されるそうです。
昼間とはまた違った、幻想的な雰囲気に包まれるといわれています。
同じ灯籠でも形や装飾が少しずつ違っていて、自分の好きな形の灯籠を探すのも良いと思います。

藤浪之屋

春日大社の境内にある藤浪之屋は、奉納された数多くの灯籠が並ぶ建物です。
暗い部屋の中にほんのり灯りのついた灯籠を見ることができます。
藤浪之屋に入るには参拝料が必要になります。
本殿から若草山に向かう参拝ルート

春日大社の参拝を終えたあと、せっかくなら近くの自然スポット「若草山(わかくさやま)」まで足を延ばしてみるのもおすすめです。春日大社の境内を出てから、若草山へ向かう道中にもたくさんの神社が見えてきます。

春日大社の周辺には「春日山原始林」と呼ばれる自然林が広がっていて、古くから神社を守る森として大切にされてきました。深い緑の中を歩いていると、奈良の豊かな自然と文化がつながっているのを感じられます。

たくさんの絵馬が掛けられている場所もあります!

春日大社と若草山の境目の場所がこの橋になります。
橋を渡ってすぐ左手に「水谷茶屋」があるので、ここで一休みするのが個人的なおすすめです!

ここではお抹茶やうどんといった軽食も食べれるので、休憩をして若草山に向かうのが良いとお思います!
これから行く人へ
👟 歩きやすい靴がおすすめ
春日大社は参道が長く、砂利道や坂道もあります。
観光気分でも、スニーカーなど歩きやすい靴で行くのが安心です。
🦌 鹿との距離感に注意
境内や参道では鹿と出会うことが多いです。
- 鹿せんべいを持っていると囲まれやすい
- 服やバッグを軽く噛まれることもある
- 泥やよだれで汚れる可能性あり
優しく接しつつ、距離感を保つのがおすすめです。
📸 撮影マナー
本殿周辺は撮影禁止エリアがあります。
案内表示を確認し、ルールを守って参拝しましょう。
☀️ 時間帯と服装
春日大社は森の中にあるため、
- 雨の日は足元が滑りやすい
- 夏は蒸し暑い
- 冬は冷えやすい
少し早い朝の時間だと観光客も少ないのでゆっくり参拝できます。
⏰ 所要時間の目安
参道から本殿周辺までゆっくり回るなら、
1〜1.5時間ほど見ておくと安心です。
鹿と写真を撮ったり、灯籠を眺めたりしていると、意外と時間が経ちます。
さいごに
春日大社は、歩くほどに魅力を感じる神社でした。
参道の灯籠、森に包まれた境内、朱塗りの社殿、そして鹿たちの姿。
どれも奈良らしい風景で、自然と気持ちが落ち着いていく場所でした!
東大寺の大仏とはまた違う、静かで神聖な時間を過ごせるのも春日大社の魅力だと思います。奈良を訪れたなら、少し時間をとって、ゆっくり歩きながら参拝してみてほしい。
きっと、奈良の奥深さを感じられる時間になります。
今日も、ひとたび。
読んでくださった方の旅の参考になれば幸いです!
