今日も、ひとたび。

松本城を訪れて最初に心を奪われたのは、深い黒色をまとった天守の佇まいで、青空と山々を背に、堀の水面に静かに映る姿は、写真で見ていた以上に重厚でした。
天気も良くきれいに映ってたのでしばらく足を止めて眺めてしまうほど壮観でした。

現存する五重六階の天守を持つ松本城は、国宝に指定されている名城。
そんな松本城の魅力を紹介していければと思います!

松本城の歴史

松本城

黒い天守を眺めているうちに、「この城は、どれだけの時代を見てきたんだろう」と気になったので少し松本城の歴史を少しだけまとめてみようと思います!

松本城の始まりは、戦国時代の永正年間(1504年ごろ)に造られた「深志城(ふかしじょう)」とされています。この深志城を基盤に、現在の松本城の原型が築かれていきました。

その後、織田信長や武田信玄など戦国大名の抗争を経て、天正10年(1582年)ごろに小笠原貞慶がこの地を取り戻し「松本城」と名付け、城下町の整備を進めました。

豊臣秀吉の天下統一後、石川数正とその子・康長が城主となり、天守や堀、石垣などの大規模な改修・築城工事を行って城郭を完成させました。1593〜1594年ごろには五重六階の天守が完成し、その威容は戦国の名残を今に伝えています。

江戸時代になると、徳川幕府の下で松本藩の城として機能し、6つの家系から合計23人の城主が治めました。この時期に辰巳附櫓や月見櫓が加えられるなど、城全体が整えられました。

明治維新後、多くの城が取り壊される中、松本城の天守は地元住民や保存運動の力によって守られ、現在でも国宝に指定された現存天守として残されています。

松本城公式サイト:https://www.matsumoto-castle.jp/about/history

外から見る松本城の魅力

逆さ松本城

堀越しに眺める松本城は、やはり外せない見どころのひとつです!
黒い天守と白壁のコントラストが美しく、水面に映る姿もまた松本城ならではの景色です。

この日は少し風があり、水面に波が立っていたため、くっきりとした“逆さ松本城”とはいきませんでしたが、揺れる水面に映る天守もどこか風情があり、これはこれで印象に残る光景だったかなと思いました。

静かな日には鏡のようにきれいに映ることもあるそうなので、天気や時間帯によって違った表情を楽しめるのも魅力のひとつだと思います。

実際に天守へ登ってみた

下から見上げた松本城

実際に松本城の天守閣まで登ってみました!

松本城の天守は、戦国時代から残る現存天守のひとつとして貴重です。
階段を上る前に入り口で靴を脱ぎ、ビニール袋に入れて持ち歩くスタイルです。

松本城の中へ入ると、外から見ていた印象とは少し違う、静かで引き締まった空気が流れていました。また、城内は木造の梁や柱がそのまま残り、太い木組みが何層にも重なっています。

天井を見上げると太い梁が走り、戦国時代から続く建築が、ほぼそのまま残っていることに驚かされます。観光地によくある“再現”ではなく、「当時のままを歩いている」という実感がある空間でした。

急な階段にびっくり

ほぼ、はしごに近い角度で、足元をしっかり確かめながら一段ずつ登る必要があります。また天守に近づくにつれて階段の幅も狭くなり、上から降りてくる他の観光客に「すみません」と言いながらすれ違う感じになると思います。

足腰がしっかりしてる内に行っておかないと天守まで登るのは難しいかなと思いました。

特に土日や観光シーズンは人も一緒になるので、手すりを持ちながら慎重に進むことがおすすめです!

しかし、木造の床や柱は、何百年もの時間を見てきた風合いがそのまま残っていて、
歩くたびに“歴史の重さ”が伝わってくるようでした。

天守閣からの景色

そして、最上階にたどり着いた瞬間に広がる景色は圧巻です。
松本の城下町が碁盤の目のように整い、その奥には北アルプスの山並みが伸びているのが見えました。
当日は空気が澄んでいて、遠くまで見渡せたのも印象に残っています。

松本城天守からの景色
天守からの景色

風が吹き抜ける最上階は、時間がゆっくり流れているように感じられ、
「この場所で何百年もの人々が見てきた景色は、どんなだったんだろう…」と思ったり、、、

外側から見る松本城も素敵ですが、実際に中に入り、天守を登ってみることでしか味わえない魅力が、ここには確かにありました。

松本城を歩いて感じたこと

正面から見た松本城

松本城を歩いていて強く感じたのは、「展示された歴史」ではなく、今も“そのまま残っている歴史”の中に入っている感覚でした。

階段が急なのも、戦の時代を想定した実用的な造りだったからこそ。
観光向けに作られた城ではなく、「本当に使われていた城」に自分が入り込んでいる感覚がありました。

外に出て堀越しに天守を眺めると、その黒い姿は派手さはないのに圧倒的な存在感があります。周囲の山並みや城下町の景色と調和していて、「ここにこの城があるのが自然」と思えるほど風景に溶け込んでいました。

松本城は、知識がなくても楽しめますが、
少しでも歴史に思いを巡らせると、見え方がぐっと変わる城だと思います。

ただ“見る”だけではなく、
「この場所でどんな人が、どんな時代を生きていたのか」
そんなことを考えながら歩くと、より印象に残る時間になるはずです。

さいごに

松本城のフォトスポット

最後に。

松本城は、歴史に詳しくなくても楽しめる城だと思います。
見て、歩いて、登ってみるだけで、その魅力が自然と伝わってきます。

松本観光のひとつとしてでも、訪れる価値は十分あります。
黒い天守を目の前にすると、「来てよかった」と思えるはずです。

読んでくださった方の旅の参考になればうれしいです!

松本城の近くの池で泳ぐ白鳥
お城近くの池で泳ぐ白鳥が可愛かった!